歌川国芳 「猫の当字 ふぐ」 天保13年(1842)頃 個人蔵
大阪・中之島美術館で開催中の「歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力」のグッズとしてモビールを製作させていただきました。
江戸末期の浮世絵師、歌川国芳(1797 – 1861)はそれまでの浮世絵の歴史を塗りかえる斬新な作品の数々を世に生み出し、国内外で高い人気を誇ります。その奇抜なアイデアや、現代に通ずるデザインセンスとユーモアは、浮世絵という枠や時代を超えて多くの人々を魅了しています。
モビールの元になった絵は「猫の当字 ふぐ」というタイトルで、天保13年(1842)頃に制作されたものです。猫とフグの絵で「ふぐ」という文字を形づくる遊び心が溢れる作品です。こちらの絵がそのままモビールになりました。モビールにすると猫たちがくるくると回って、静止した絵とはまた異なる趣向が楽しめます。
↓モビールの動きがわかる動画はこちらからご覧ください。
「歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力」は、2025年2月24日(月・休)まで、大阪・中之島美術館にて開催しています。歌川国芳展の決定版として、武者絵や戯画をはじめとした幅広い画題の浮世絵版画や貴重な肉筆画など、約400点を展示する大規模な展覧会です。ぜひ足をお運びください。
詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。